中学受験の際、学科4科目で受験する場合には社会科の成績が大きく影響します。学力が今一つの児童の場合は個別指導塾が好ましいですが、社会科専任の講師がいない場合には却って不利になりますので塾は十分調査する必要があります。中学受験の社会科の出題内容は地理と公民になりますが、暗記だけでは不十分でグラフを読んで気候を判断するなどの思考力も求められますし、その中学校が立地する地域について出題される場合やその中学校を運営する団体に関する出題もよくありますので、当該地域に詳しい個別指導塾を利用する方が確実でしょう。

学力不足を補う補習塾に通っている児童が中学受験を希望する場合、通いなれた塾を変えずにそのまま中学受験に取り組むことも考えられますが、上記の点には十分注意して必要に応じ適した個別指導塾を利用するようにしないと、せっかく希望しても志望校への入学は覚束ないでしょう。  社会科の出題で特に重視しなければならないのは時事問題ですが、かなり学力のある児童でないと毎日新聞を読んで社会情勢を理解することは難しいでしょう。しかし時の政権を構成する大臣、地域自治体の首長の名前、最近開設されたインフラ施設の名称などはきちんと書けるようにしましょう。

公立校の退廃が進んでいる地域の場合、中学受験を必ず成功させなけげばならない場合には、塾の選定にすべてがかかっていますので十分留意しましょう。